甘党のブログ

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ハロウィンの花嫁を見た話

今更ながら劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁を見たので感想です

2年前は引っ越しとか色々重なって忙しかったのと、お金が全然なかったので劇場で見なかったんですよね。その1つ前の紺青の拳があまり好みじゃなかったのもありますが。

 

個人的にはキャラ要素はとても良くて、ストーリーはまぁまぁかな、中盤くらいまではとても面白かった、という感じです。

以下感想です。

序盤の高木刑事と佐藤刑事の結婚式シーンはかなりぐっときました。

実際は訓練のようなもので、結婚したわけではないですが、いつか本当の結婚式もやってほしい。

というかコナン(新一)が蘭をお嫁さんにしたいと思ってることがさらっと描かれててびっくりしました。作品的にはそうなるんだろうな~とは思うけど、本人の口からそう聞くと高校生ながらに重い…というかまっすぐすぎて。

高木刑事が撃たれるシーンで佐藤刑事がめちゃくちゃショックを受けてるの、佐藤刑事が高木刑事のことをとても大切に思ってることがわかってよかったです。でも高木刑事はもっと自分のことも大切にしてね。

 

小五郎のおじさんが咄嗟に哀ちゃんのこと守りにいったのかっこよくてしびれました。

なんだかんだ言いつつも常に子供たちのことを守ろうとしてくれてるの、小五郎のいいとこですよね。そのあと全く出番なかったけど…

 

安室さんは今回囚われの姫みたいになっててウケました。首輪つけてガラスの檻の中でまぁまぁ良い椅子に座ってて、飲み物(おそらくただの水)飲んでる姿がかっこいいのかかっこよくないのか…

それにしてもコナンくんのこと全面的に信頼してますね。別に新一=コナンということに気づいてるわけではないのに、”小学生の江戸川コナン”をここまで信頼できることが安室さんのすごさなのかな。

風見がずっとこの小学生何…って顔してるのもよかった。ゼロ執のときからずっと状況よくわかってない。

 

安室さんが警察学校の同期と爆弾犯追い詰めるところ、かっこよすぎ。

私は警察学校組のことよく知らない(スピンオフ読んでない)んですが、ファンにはたまらないんだろうな~と思いました。

お互いに信頼しあってて、いい同期だったんだろうなぁ。でも安室さん以外みんなもう亡くなってるの残酷すぎる…墓参りに行く人が徐々に減っていって、今は安室さんが1人でみんなのお墓に行ってるんですかね。ほんと幸せになってほしい…

この前年の映画は赤井ファミリーの映画だったのに…安室さんは1人なんだ…

風見はいるけど、でもどうしても上司と部下って関係性な気がするので、安室さんが心を許して楽になれる存在って今はもういないんだ…

 

コナンくんが爆発に巻き込まれそうになったとこは、崩れるパイプ走ってるの千と千尋みたいだなぁって笑いながら見ました。こういうシーンを理屈で話してたらコナン映画は楽しめないんですよ。「そうはならんやろ」「なっとるやろがい!」の連続を楽しまないと。そもそも現実世界で大人は幼児化しないので。

爆発しそうなのに爆薬採取までする有能さ、もう警察はコナンに足向けて寝れないのでは?

 

白鳥警部が高木刑事を鼓舞するとこ、最高~~~ですね。昔からコナン見てるので、白鳥警部が佐藤刑事狙ってたときのこと思い出して、ふふっとなりました。こういうの大好き。

そのあと高木刑事が佐藤刑事を励ますシーンも良かったです。高木刑事のこういうところが佐藤刑事をいつも支えているんですね。ほんとに早く結婚してほしい。そして子供の顔を見せてほしい。

 

今回の映画全体的に面白かったんですけど、ロシアの団体が出てきてからちょっとうーんとはなりましたね。(これが中盤まではとても面白かったの理由です)

まぁ松田刑事の殉職を知らないっていう部分を生かすには外国人のほうが都合がよかったのかな……それよりも哀ちゃんとコナンくんがロシア語わかるっていう部分にびっくりしました。なんで?

でもロシア語はストーリー見ててもなんとなく引っかかってしまって集中できなかったので、普通に英語でもよかったのにな~とも思います。

 

ヘリコプターの中の戦闘シーンは作画よかったですね。首輪つけてガラスの檻にいるだけじゃない安室さん、さすがです。コナンの映画のアクションシーンってどんどん作画よくなる。佐藤刑事たちに安室さんの顔がギリギリバレない演出加減もよかったです。

 

ラストのスクランブル交差点のあたりはもう、あ~コナン映画だな~って感じ。曲の盛り上がり、みんなの協力でピンチを切り抜ける、阿笠博士の発明ってすげー…めずらしく蘭がその場にいなかったですね。まぁでもコナン映画らしいラストでした。

そのあと佐藤刑事と高木刑事のキスシーンあったのが最高でした。すでに成立してるメインじゃないカップルから与えられるラブの供給、ありがとうございます。

 

最近のコナン映画はキャラ数が多くなって、やりたいことも渋滞してるな~って感じることが多いんですが、ハロ嫁はキャラ数のわりには悪くないと思いました。

とはいえ映画のオリジナルキャラが少なすぎるので、犯人の目星がつけやすいのは難点かな、とも思いますが。序盤に出てきたオリジナルキャラが夫妻くらいだったので…まぁどっちかだろうな、となりますよね。

 

ここ数年の映画の中だったら、まぁ普通くらいの面白さかな、という印象でした。

まだ見てない映画いくつかあるので、配信されたら見たいです。古い映画も見返したいな。